#8's notebook

適当めも

何もしないことの苦痛

'Just think: The challenges of the disengaged mind' Wilson TD et al., Science, 2014

「何もしないでただ考え事をしていて」と言って静かな部屋に1人放置。後でこれがどれだけ苦痛だったか点数をつけてもらうと、電気ショックを受けたりするようなときより苦痛が強かった、という研究。

放置は苦痛。ドMが放置プレイを好むのと同じことだ。

これまでの報酬系の実験では、「何もしない条件」はニュートラル条件であったのだけど、それがある程度の長さであれば、じつは被験者はかなり苦痛を感じている。ということは、そういう実験はじつは主観的にはきちんとコントロールできてなくて、結果も鵜呑みにすべきではないのかもしれない。

そして、「何も刺激がない」ことが主観的な苦痛を「生み出す」仕組みは、一体何なんだろう??

シンプルだけど示唆深い。